2012年2月29日水曜日

社会は一つの怪物であり

社会は一つの怪物であり、僕たちはミクロの決死圏のようにその怪物の中をうごめいているわけだ。
時代を捉える方法として、思想・哲学がある。わたしも良く読むが、思想は人間の心の中のことを主に問題にしている。
いくら読んでみても、それより大きな認識にはなれない。
リアルな現実に対応していないからだ。
国道の横の歩道を、クルマの排気ガスをかぎながら歩くほうが、オイディプスコンプレックスについて語るよりもリアリティがある。
社会とは、政治によって動かされているわけでもなく、国民や市民によって動かされているわけでもない。確かに政治は社会の非常に大きな要因だが、それは撹乱するに過ぎない。
社会が政治の思うがままに動くかどうかは、社会が決めることだ。
したがって社会は一つの生命のように自律的なのである。
さて、ではこの社会生命の「感覚」とは、どのようなものなのだろうか。
社会の活動がすべて反映される場所は、どのような空間なのだろうか。・・・







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