2011年12月5日月曜日

社会システムを如何にせん

現代はあまりにも複雑になりすぎたし、
現代社会で生活していくためには、非常にたくさんのことを学ばなければならない。
そういう生活の嘘っぽさを常々感じていたので、
自然-身体-精神-社会を一貫した線でつなぐ ということを始めたのだが、
どうしても超えなければならない壁が立ちはだかった。

社会システムだ。

僕たちは社会システムの中で生活している。
水さえも川から直接汲んで、直接川に返すのではなく、浄水場と水再生場という
2つのテクノロジーを経由しなければならない。
電気、ガソリン、ガス、食品、衣類、その他、その他・・・、
どこでどうやってで作られて運ばれてくるのかさっぱりわからない。

どうも、わけのわからないところに宙吊りにされているような気がしてならない。

そして、恐ろしいことにそういうことを問わなくても生きていけるのだ。

どうもすこしづつ解きほぐしていかなければならないようだ。
発電や送電の仕組み、金融の仕組み、情報ネットワークの仕組み、ありとあらゆる
社会システムの仕組みを。

社会システムは生命体のようなものだ。
つまり身体に例えられる。人体は、骨格系、筋肉系、循環系、神経系、リンパ系、消化系の
各層になっている。
それと同様に、社会システムにも重化学から情報産業まで、いろいろな系がある。

そしてたぶん、それらを一貫して理解しうるキーがあるはずだ。

身体では呼吸が自律神経を整える手段であるし、丹田という身体の中心感覚もある。

この社会システムという化け物を、手なずけるコツのようなものがあるのではないだろうか。
身体感覚と同じように、「社会システム感覚」を身に着けることができるかもしれない。

そして社会システムを、自分の身体に取り込んでいきたい。
そして、それをやった上で、再び自然に向きあうのだ。

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